飛び上がってつかまるような高い鉄棒で逆上がりに挑戦したが...
皆さん、体を鍛えて健康を維持していますか?中年になると体のあちこちに不調をきたしてしまいがちです。悪化を避けるためにも簡単な運動を続けたいものです。
少し前に書きましたが私は最近鉄棒をやってみようという気になり、近くの公園で挑戦したところ逆上がりと後ろ回り(後方支持回転)に成功しました。
勤務先の体育館裏にある150cmくらいの高さの鉄棒でも、逆上がりに成功しました。
いい気になって一昨日の日曜日に西京極(京都市)の陸上運動場外にある、飛び上がってつかまるような高い鉄棒で逆上がりに挑戦したところ、駄目でした...。
十数年前はそのくらい高い鉄棒でも逆上がりができたのですが。腹筋力と腕力が足りない。
悔しさのあまり、昨日夕方に逆上がり10回-食堂で箸を持つ手が震えた
残念無念でも無理をしないほうが良いのでしょうね。昨日、悔しさが心中に残っていたので夕食前に勤務先の体育館裏鉄棒で逆上がりを十回やって生協食堂に向かいました。
いつものように夕食を食べ始めたところ、頭が少しクラクラして箸を持つ手が震えてしまいました。これでは生協食堂にあたかも麻薬・アルコール中毒患者のようです。
あまり人がいなかったので目立ちませんでしたが、知り合いの学生諸君がいたら誤解されたかもしれません。
本日は神崎川沿いを5キロくらい走りました。そのあと体育館裏の鉄棒で逆上がりを5回やりました。幸い、今日は頭がクラクラすることもなくアルコール・麻薬中毒患者にもなりませんでした。
私の体力では逆上がりを5回くらいにとどめておけば大丈夫なのでしょう。何事も、「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですね。後ろ回りは暫く封印したほうが良さそうです。
夕暮れに逆上がり-Albert Camusの「異邦人」を思い起こして
体育館裏から生協食堂に向かっていくときには薄暗くなっていました。夕暮れどきです。53歳の私も人生の夕暮れどきにいます。
そんなとき逆上がりを夕食前に黙々とやるようになるのも、悪くない生き方なのかもしれません。御先祖様には、風流人がいたのかもしれません。
Albert Camuは、アルジェリア(Algeria)の街の夕暮れどきがとても好きだったようです。「異邦人」(新潮文庫、p101)から私はそう感じました。
「異邦人」主人公ムルソーが愛したアルジェリアの夕暮れの描写に、Camusの想いが垣間見えます。
それぞれの人生を精一杯生き抜いている姿こそ、何より素晴らしいとCamuは感じたのではないでしょうか。
Camusが説いたAnsurdity(不条理)の裏にはそんな意味があったような気がしてきました。私が思い起こした部分を下記に書き留めます。
「異邦人」(新潮文庫、p101)より抜粋
「護送車の薄闇のなかで、私の愛する一つの街の、また、時折私が楽しんだひとときの、ありとあらゆる親しい物音を、まるで自分の疲労の底からわき出してくるように、一つ一つ味わった」
「すでにやわらいだ大気のなかの、新聞売りの叫び。辻公園のなかの最後の鳥たち。サンドイッチ売りの叫び声。街の高みの曲がり角の、電車のきしみ。港の上に夜がおりる前の、あの空のざわめき」
「こうしてすべてが、私のために、盲人の道案内のようなものを、つくりなしていた。それは刑務所に入る以前、私のよく知っていたものだった」
次はVintage International Vintage BooksのMatter Ward訳、p97より抜粋しました。
In the darkness of my mobile prison I could make out one by one, as if from the depth of my exhausiton, all the familiar sounds of a town I loved and of a certain time of the day when I used to feel happy.
The cries of the newspaper vendors in the already languid air, the last few birds in the square, the shouts of the sandwich sellers, the screech of the streetcars turning sharply through the upper town, and that hum in the sky before night engulfs the port:
All this mapped out for me a route I knew so well before going to prison and which now I traveled blind.
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