2022年2月23日水曜日

レーニン主義者の日本共産党員は祖国擁護に断固反対するーレーニン「マルクス主義の戯画と『帝国主義的経済主義』とについて」(レーニン全集第23巻所収)より

 日本共産党はレーニンの思想と理論に依拠して自衛隊解散、日米安保廃棄を宿願とする政党です。

私はtwitterで山添拓議員、田村智子議員、吉岡正史さん(日本共産党本部職員)、中野顕さん(日本共産党新宿)、中村正男さん(日本共産党大阪府)、大野たかしさん(日本共産党千葉県)ら沢山の方々に、金正恩による核ミサイル攻撃に対し、日本共産党はどう反撃すべきと考えていますかとお尋ねしています。

この問いに日本共産党議員、職員は答えない。

大野たかしさんはtwitterで、ウクライナの現実を見ると軍事力では平和を守れない旨、つぶやいています。



日本共産党議員、職員が中国共産党、朝鮮労働党による日本攻撃、侵攻に対する反撃策について思考と議論を拒否するのは、上記の著作に出ているレーニンの祖国擁護反対論を信奉しているか、その影響にあるからと考えられます。

第一次大戦の頃、レーニンとボリシェヴィキは祖国擁護に反対し、内乱を訴えたー帝国主義戦争を内乱に転化せよ

レーニンによれば、戦争は政治の継続です。

政治が帝国主義的なものであるなら、すなわち金融資本の利益を擁護し、植民地や他国を略奪し抑圧するものであるなら、この政治から生じる戦争も帝国主義戦争です。

この見地からレーニンは、帝国主義戦争を内乱に転化せよ、と主張しました。この命題が、日本共産党が高く評価する32年テーゼにも明記されています。

レーニンは第一次大戦のとき、祖国擁護を唱えた第二インターナショナルの幹部を強く批判しました。

レーニンによれば帝国主義戦争に「祖国擁護」の概念をあてはめ、帝国主義戦争を民主主義戦争といつわって、帝国主義戦争を美化することは労働者を欺くことであり、反動的ブルジョアジーの側に移ることです。

日本共産党は金正恩と朝鮮労働党による核軍拡の根源が日米軍事同盟強化とみる

レーニンのこの見地を日本の現状に敷衍するなら、金正恩と朝鮮労働党による核軍拡、日本への核ミサイル攻撃や中国共産党による台湾、沖縄攻撃と侵攻は日米軍事同盟強化を根源として起きます。

日米軍事同盟強化は、金融資本の利益を擁護し、北朝鮮など他国を略奪し抑圧する政治です。

日米軍事同盟強化が金正恩と朝鮮労働党による日本に核ミサイル攻撃、中国共産党による台湾攻撃、侵攻あるいは香港での国家安全維持法強制の根源です。

これらの現象を個別的にとらえ、根源を見ないで祖国擁護の概念をあてはめて憲法九条改正や自衛隊の抜本的強化を主張する人は労働者を欺く、反動的ブルジョアジーの側に移っています。

レーニン主義者の日本共産党員から見れば、中国共産党による台湾攻撃の危険性を説く松竹伸幸さんも反動的ブルジョアジーの側に移った人といえそうです。

レーニン主義者の日本共産党員は、中国共産党、朝鮮労働党の思想と政策について一切の思考と議論をしません。

レーニン主義者の日本共産党員は、中国共産党、朝鮮労働党の核軍事力、朝鮮労働党が保有する生物化学兵器について一切の思考と議論をしません。

大門みきし議員、大山奈々子神奈川県議のように、最近の日本共産党員は朝鮮労働党の指導思想であるチュチェ思想についての思考と議論を拒否します。

中国共産党と朝鮮労働党が主導して起こしてきた戦争は彼らの政治の継続であることについて、日本共産党と左翼人は思考と議論をしない。

日本共産党の平和理論信奉者なら、ウクライナに軍隊解散とNATOとの絶縁を提起する

日本共産党の平和理論なら、ウクライナがNATOに接近し、軍事力を保有していることがロシアの攻撃、侵攻を招くという結論になります。

軍事力では平和を守れない、のですから。大野たかしさんはウクライナに、NATOとの絶縁と軍隊解散を呼びかけたらいかがですか。

中野顕さんは台湾政府に、日米との絶縁と軍隊解散を訴えたら良いかと存じます。

ところで、上記論考を故山口正之教授(立命館大学)が著作や論考でよく引用していました。どんな文脈だったのか、忘れてしまいましたが。

「社会経済学」という本にあったと思います。四十年ぐらい前ですが、私はこの本や、「近代経済学と史的唯物論」という本を線を引いて一生懸命読みました。

山口正之教授はレーニンの文献をよく引用なさっていました。

御元気でしたら、中国共産党、朝鮮労働党による日本攻撃についてどうお考えか、お尋ねしたかったですね。


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