雑誌「経済」は、科学的社会主義の見地から現代の諸問題を探求すると伺います。
私は四十年くらい前に、この雑誌の4月号か5月号に出るマルクス主義経済学入門の論考を一生懸命読みました。
資本家が労働者をどうやって搾取しているか、剰余価値がどのように生産されているかという話が出ていました。
林直道教授の論考がよく出ていたと記憶しています。
この雑誌は、昔は季刊だったのでしょうね。
季刊「経済」編集委員会の「発刊のことば」(昭和37年5月1日)によれば、社会主義の世界体制は、新しい発展段階に入りました。
ソ連邦では、共産主義社会の基礎を二十年後に実現するという壮大な展望が確立されました。
中国でも、社会主義建設の素晴らしい躍進を勝ち取りつつあります。
そのほかの社会主義諸国でも、社会主義の基礎の建設をおわって、その完成の時期にうつりつつあります。
そのほかの社会主義国とは、東欧と北朝鮮の事でしょう。
中国の躍進とは、二千万人ともいわれる餓死者を出した大躍進のことでしょう。
現代修正主義者とは誰かー春日庄次郎さんら「構造改革派」
「発刊のことば」によれば、マルクス=レーニン主義経済学の「創造的発展」というみせかけのもとに、現代修正主義者として立ち現れる人々が出てきました。
現代修正主義者とは一体どなたなのか、「発刊のことば」は明記していません。
察するに、春日庄次郎さん、山田六左衛門さん、江田三郎さんら「構造改革派」の方々のことです。
経済学者では、後に神奈川県知事になった長洲一二教授も「構造改革派」でした。修正主義者の本質を暴露することの意義を、「発刊のことば」は強調しています。
私見では日本革命の平和的移行唯一論を唱えた春日庄次郎さん、山田六左衛門さんらは、今の日本共産党綱領の元となる理論を提起していました。
今の日本共産党綱領は、「構造改革論」に近いと考えられます。
志位さんは本音では、宮本顕治さんら昔の日本共産党員(ソ連信者)をどう見ているのか
志位さんは最近記者会見で、日本共産党がソ連崩壊時に万歳を叫んだと自慢しています。
志位さんは、雑誌「経済」編集委員会の方々や、宮本顕治さんら昔の日本共産党員をどう見ているのでしょうか。
覇権主義の体制を礼賛した変な方々だったが、昔は皆そんな調子だから仕方ないと本音では思っていそうです。
田村智子議員、山添拓議員は昔の日本共産党の文献やマルクス主義経済学の文献を一切読んでいなさそうですね。
昔の日本共産党はソ連信者でした。今の日本共産党は憲法九条教徒です。
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