温故知新、という語があります。古きを温ねて新しきことを知る。
この語を45年くらい前に、高校の漢文の授業で習いました。「論語」に出ていたかと思います。
若い日本共産党員、民青同盟員の方々はこの語を御存知でしょうか。
私は少し前にも、若い日本共産党員が日本共産党の昔の文献を全くと言って良いほど、読んでいないことを指摘しました。
若い日本共産党議員のtwitterを散見すると、改めてそう感じます。
味口としゆきさん(神戸市議)ら若い日本共産党議員は、第八回大会決定や昔の宮本顕治さんの論考を読んでいないように思えます。
中野顕さん(日本共産党新宿)は、日本共産党を批判するなら事実に基づいて行うべきであると訴えています。賛成です。
日本共産党の理論と政策、歴史について論じるためには、日本共産党の文献をしっかり読むことが大事です。
志位さんが、第八回大会決定や宮本顕治さんの昔の論文、演説文や昔の赤旗主張などを日本共産党のHPに掲載してくれたら良いのですが。
以下はどれも、大切な文献と考えます。共産主義を地上に建設するソ連共産党大会の偉業、という赤旗主張は当時の日本共産党のソ連盲信を示しています。
昔の日本共産党は、ソ連だけでなく朝鮮労働党も礼賛しました。
宮本顕治さんが朝鮮労働党第四回大会に参加して行った挨拶や、昭和34年に出した日朝両党声明も貴重な文献です。
松竹伸幸さん、鈴木元さんなら日朝両党声明を御存知かもしれません。北朝鮮への帰国運動が行われたのは、第八回大会より少し前です。
昭和30年まで在日の共産主義者は日本共産党員でした。
日本共産党と在日本朝鮮人総連合会の宣伝を信じて北朝鮮に渡った元在日朝鮮人と日本人妻らを、強制収容所、公開処刑、餓死などの過酷な運命が待っていたのです。
志位さんは「新綱領教室」で第八回大会の意義を強調しています。日本共産党員なら、この頃の日本共産党の文献をしっかり読むべきです。
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