2022年4月16日土曜日

宮本顕治さんは軍事ブロックが戦争を起こすと考え、軍事力均衡論に依拠してNATOを擁護したイタリア共産党を徹底批判した

 若い日本共産党員は、宮本顕治さんの論文や、宮本顕治さんが最高指導者だった時期の日本共産党の大会決定を殆ど読んでいないようです。

上記の話を、宮本顕治さんは第十九回大会冒頭発言で行っています(平成2年7月)。

この件については、以下で説明しました。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 2月 2022 (blueribbonasiya.blogspot.com) 

繰り返しですが、宮本顕治さんのこの見地なら、NATO解体を主張しない欧州左翼は第一次世界大戦のときに祖国防衛を叫んだ社会民主主義政党と同じです。

志位さんは、NATO解体を叫ぶ欧州左翼やプーチンと連帯し、欧州で平和を維持する枠組み、ロシアとの間でどんな問題が起きても話し合いで解決する平和の枠組みを作ろう、と主張すべきです。

北欧、東欧諸国がそんな枠組みができたらNATOから脱退するというなら、プーチンは直ちにその類の枠組み作りに合意するでしょう。

プーチンと日本共産党の目指す欧州は、NATOなき欧州、米軍と無縁の欧州という点で完全に一致しています。

日本共産党は憲法九条を生かした平和の枠組みとやらの結成を主張しています。

私見では欧州で平和を維持する枠組み、とやらで真剣な話し合い、が行われている時、ロシア軍はNATOから脱退した北欧、東欧諸国に侵略しうる。

中朝露は虚偽宣伝を重視

外務省に平和の枠組み、とやらで真剣な議論をさせればNATOや日米安保がなくなるのなら、プーチン、習近平、金正恩はそれぞれの外務省に平和の枠組み、とやらで真剣な話し合いをさせておけばよい。

話し合いの結果、合意が形成されても相手国が合意を破った事にして侵略する。中朝露ならそれを断行しうる。

中朝露はロシアはウクライナ侵略などやっていない、香港では一国二制度が遵守されている、日本人拉致問題など存在しない、金日成、金正日、金正恩は絶世の偉人だというような虚偽宣伝を連日実施しています。

日本共産党は、中朝露が日米安保廃棄、NATO解体を目指していることから、中朝露を大局的には平和勢力とみなしていると考えられます。

日本共産党は中朝露が覇権主義だ、と批判しますが、戦争国家だという批判はしない。中朝露は戦争国家論が広まると、日米軍事同盟強化論が説得力を増すから厄介だという判断なのでしょう。




0 件のコメント:

コメントを投稿